キーチ!!第8巻
 

前言撤回。

僕の中で漫画は今まで浅野いにおの「素晴らしい世界」が自分の中の一番の漫画だと言っていたが、やっぱり新井英樹の「キーチ!!」が一番。だと最近気付いた。

本当に素晴らしい漫画。新井英樹の漫画で有名なのは「ワールドイズマイン」知ってる人も結構多いんじゃないかなあ。

 

 

キーチの説明の前に、村上龍について。

新井英樹の漫画は、どこかしら村上龍の小説と共通点があるように思える。

その村上龍は、僕だけなのかもしれないが、名前が似てるからっていう理由で、村上春樹と比較してしまう節がある。

もちろん作品の「種類」が違うから比較するなんて愚かなものだが、一つ、「セックスの描写」というところに着目し比べてみると、

例えば村上春樹の「ノルフェーの森」でのセックスの描写は、幻想的で美しく儚い、そしてなんかキラキラしている。

反対に村上龍の「コインロッカーベイビーズ」でのセックスの描写は、険があり、毒々しくそれでいて艶かしい。そして刺々しい。

僕の勝手な解釈だが、大雑把にこんなイメージを持っている。

 

 

それで、キーチの描写は、険のある言葉と、更に新井英樹による画力も入り混ざってとんでもなく刺々しくなっている。

新井英樹の描く人物、キャラクターがめちゃくちゃリアルで、美人が全然登場しない。ヒロインもおばちゃんとか。

小説だと、文章のみでイメージしていかないといけないので人物像の外見を美化してしまう癖があるのだが、もう絵として置いてあると、美化しようがない。おどろおどろしている。

 

キーチVS第一巻の裏ジャケ

キーチVS第一巻の裏ジャケ。この言葉に尽きると思う。



 

キーチ!!という漫画は、主人公の輝一が幼少期から少年期、そして現在は「キーチvs」とタイトルを変えて現在、青年となって「大きな敵」と戦う超感動作だ。

失礼かもしれないが、本当に大雑把に言うと、村上龍のコインロッカーベイビーズと、愛と幻想のファシズムを足した感じだ。

(ちなみに愛と幻想のファシズムに出てくる鈴原冬二相田剣介新世紀エヴァンゲリヲンにてオマージュされ、

コインロッカーベイビーズに出てくるアネモネガリバー交響詩篇エウレカセブンにでオマージュされている。愛されているなあ。)

 

 

コインロッカーベイビーズにも愛と幻想のファシズムにもキーチ!!にも、持ちつ持たれつの相方がいる。

コインロッカーベイビーズはキクとハシ。

愛と幻想のファシズムはトウジとゼロ。

キーチは染谷輝一と甲斐慶一郎。

どれもギリギリのバランスで。

圧倒的なカリスマの染谷輝一と、相方の天才、甲斐慶一郎のコンビがたまらなくかっこいい。

 

 

もしかしたら自分はコンビに惹かれるのかもしれない。

アップルのスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックや、

ホンダの本田宗一郎と藤沢武夫、

ダウンタウンの松本人志と浜田雅功みたいに。

 

 

とまあ、キーチ!!についてめちゃくちゃ説明したいが、読んでもらわないとなんとも説明しようがないから是非読んでほしい。

そして一回だけじゃ理解できないと思うから何回も見て欲しい。特に村上龍が好きな人には是非見てもらいたい。

 

 


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