ばらかもん

僕は左利きで字を書くのも左だ。
子供の頃、習字に通っていた。
筆を使う時は右手で書かされていた。
右で書くのは力が入らないし、思った通りに書けなくてとても難しかった。
名前を入れる小筆は特に難しくて、直線が震えてふにゃふにゃしてしまうし、
縦の線がどうしても斜めになってしまっていた。
でも子供の頃の書道はお手本の字をコピペするだけでいいので、
絵が結構得意な自分は、右手でもある程度までは上手になった。

でも上達はある程度までいったらそこまでで、そこから先はいくら頑張っても
利き手を使えないんじゃどうせプロフェッショナルになれないんだしと、
書道に対する想いは無くなっていった。

話は飛んで、最近になって将棋を始めた。
将棋を指すだけじゃなく、歴史やプロ棋士についてもたくさん調べた。
その中で、はっとさせられた事。
将棋の世界は格言やサインなど、筆を多用する。
プロ棋士の中にも左利きの人は当然いる。
その中で、漫画のハチワンダイバーの監修もされていたプロ棋士で左利きの
鈴木大介八段がいる。
鈴木大介八段が格言付きのサインを書いてる映像を見た時、衝撃が起こった。
鈴木大介八段は、筆を堂々と左手で書いていたのだ。
それも味があって上手い。

小学校低学年から習字教室に通わされ、
筆を左で書くのは絶対ダメだという事を叩き込まれて育って来た。
実際、文字は右手で書くように構成されており、
左で字を書くと、物理的に紙に逆らってしまい書きにくい。

でもだからって、ダメではないし書ける。
少なくとも力が入らない右手よりも思ったとおりに動いてくれる。

自分の中の固定観念が崩れた。
同時に、こんな単純で簡単な事でも固定観念に縛られていた自分に愕然とした。
他にもまだまだありそう。しっかり自分で考えた上で、無駄な固定観念を全て壊したい。
成長したい。

今、アニメのばらかもんが放送されている。
プロの書道家が、田舎の島へ引っ越し、島民と生活しながら、
今までの固定観念を壊しながら、自分を創りだしていく。
タイミングもいいし、今自分にとって必要なアニメだなと思った。

ばらかもんが好き過ぎるし、左手で思うように書きたい。

上手くかけなくてもいい。
筆が痛んじゃってもいい。
紙に穴が空いたっていい。
自分が満足出来ればいい。
お手本のコピペじゃなくて、自分の字を書きたい。

もう一回習字したいなって思っている。






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