実に小学校4年生の時から17年を経て、「ズッコケ時間漂流記」を再読しました。

ズッコケ三人組とは字のごとく、ズッコケた三人組がなんかするっていう子供向けの本です。

ちびでわんぱくなはちべえ、でぶでおっとりでお姉ちゃんが結構登場するモーちゃん、知識はすごいハカセ。の三年組。この三人組のキャラクターの個性のバランス具合が絶妙で、ドラえもんの黄金比には勝てないものの、すごくいい感じです。若い子はどうなんだろ。知ってるのかな?なんか小学校の図書館室に必ず置いてあるイメージなんだけど。発行年を見たら1983年でした。なんと僕よりも二歳も年上!

 

僕の中の小学生4年は、自分の中の人生初!第一次読書ブーム到来の時期で、図書室へ行きひたすら本を読みまくってた記憶があります。昔の自分がどういうのを読んでいたのかはもう全く覚えていないのですが、上記の「ズッコケ時間漂流記」が超強烈に印象に残っていまして、ブックオフに売ってたんで衝動的に購入しました。

 

 

再読するにあたってなにより興奮させたのは、最高傑作だと思った当時と今と、どう価値観や思想や考え方が変わったのか知れるという事です。

 

小4当時の感覚的には、ズッコケシリーズはものすごく長編で文字数が膨大で壮大なイメージで読者上級者って感じでした。この時間漂流記は、ズッコケシリーズで最高傑作だと思っているのですが、三人組が江戸時代にタイムスリップして平賀源内に会うという内容なのですが、この平賀源内という実在する人物をこの本で始めて知り、ものすごく興味を持ち、平賀源内についていっぱい調べました。この本から比較的マイナーな平賀源内を知った人も少なくないのではないでしょうか。

 

読み終えた結論からいうと、あんな分厚く終わりが見えないと思ったのも、一瞬で読んでしまい、この年からしてみると内容も薄く、今読んでも心は全く揺さぶられませんでした。しかし、子供向けにつくられた簡単な単語で組み込まれた文章、分かり易いようと散りばめられた挿入絵はさすがだなと思いました。

 

何よりも再読の成果になった事は、当時思っていた抽象的な感覚を、具体的に言葉に具現化できた事です。

なぜ僕は、この本にハマって強烈な印象を残し、最高傑作だと思ったのか。それがわかりました。

僕は、この本の内容というよりも、平賀源内にゾッコンしていたんです。

平賀源内という人物は、作家、画家、科学家、医者、発明家という超マルチプレイヤーです。

オランダ製の静電気発生装置、エレキテルを、センスのみで修復し、当時流行していた本とかも書いてて、日本初の油絵もかいてて、「土用丑の日」なんて言葉も作ったりして、おまけにゲイで、人を殺して獄中死した天才なのですが、なんて事はない、彼は根っからの「クリエイター」ですよね。当時はクリエイターという言葉も知らず、何故平賀源内に夢中になったのかも、具体的にはわからなかったけど、彼の創造する能力、挑戦する行動力、好奇心、そして頭のネジが二、三個ぶっとんでるところに魅力を感じていたんだなって発見する事ができました。

 

 

人に出来ない事をしたい。自分にしか出来ない事をしたい。モノづくりをしたい。クリエイトがしたいという根源的な気持ちは、すっかり忘れちゃってた当時も今も変わっていないんだなって。この本を読む事により発見する事が出来ました。

 

 

当時インパクトに残った本を、時を経て再読したら、新しい自分や当時の美しい気持ちを知る事ができるかもしれませんね。

そういう意味でも昔読んだ本を再読するというのはオススメかもしれません。


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