ナウガというモンスターを知っていますか？

画像のような、なんだかよくわからない、気持ち悪いともかわいいともとれる動物のぬいぐるみをナウガと言います。見た事ある人もいるかも。

アメリカではすごく人気があるらしくて、あの宮崎あおいも大好きらしいです。日本では知名度はあんまりないけど。

このナウガの誕生秘話がすごく面白いんです。

さかのぼる事1960年代、Uniroyal社という会社が、合成皮革を開発しました。

丈夫で柔らかくて、今までの本革とは一味違う合成皮革に、

「この革は何の動物か？」と、問い合わせが殺到したそうです。

それで、牛革を”COW HYDE”、馬革を”HORSE HYDE”というように、これはNAUGAHYDEといって、NAUGAという動物の革ですよ。

と、この架空のモンスターを作り出したわけです。

なんておちゃめでおしゃれな話！まさに逆転の発想！素敵過ぎてかっこよすぎる！！ナウガは50年、生き続け、愛され続けている理由がよくわかります。

そしてこのモンスター、しかも全てハンドメイドの一点物。色んなNAUGAHYDEのあまりもので作るから、同じものがひとつもないそうです。

グーグルの画像検索ですが、こんな感じ。

ちょっと高いけど、おしゃれだし欲しいよね。

ヴィトンやグッチの財布も塩化ビニールだし、今じゃ合成皮革なんて当たり前のように出回っていますよね。動物を殺さない革。今の時代の象徴かもしれないですね。

実は、このナウガの発想、一点物という着想が、僕がundetrozeを始めるキッカケとなったりもしています。

このナウガのUniroyal社の他に、FREITAGという会社と、MOTHERHOUSEという会社、この三つの企業がキッカケになっています。

すごくリスペクトして愛してる企業です。FREITAGとMOTHERHOUSEの話は、今度また書きます。

という事で、ナウガモンスター。動物？怪物？ナンセンス。ナウガはナウガです。それ以上もそれ以下もない、不思議な存在。