おもしろきこともなき世をおもしろく

20090813113210
地元の静岡県藤枝市に移住して一ヶ月が経ちました。
まだ一ヶ月程度で、バタバタしててあまり遊んだり友達と会っていないですが、10年間、東京に暮らしてた東京と地方の違いを書いていこうと思います。
(あくまで主観です。)

素敵と思った事

ゆるい

個人差はあると思いますが、ゆるやかに時間が過ぎる感じがします。僕はこちらの方が性に合います。

話しかけてくる

アトリエを商店街に構えたのですが、「ここは何のお店になるの?」とか、住民などが聞いてきたりして嬉しかった。オクラとかしいたけとかくれて素敵だなって思った。

おちつく

やっぱり落ち着きます。

魚や野菜がうまい

主観ですが、おいしいです。あと藤枝はおいしい飲食店が多い気がします。特にラーメン屋さん。

うおーって思った事

虫が多い

虫が超多いです。東京だとあんまり蚊にさされなかったのですが、こっちにきてからすごい刺されました。
他に、アトリエで夜中まで作業してる時に、明かりをたよって虫がガンガンきます。結構慣れましたが、カメムシだけは本当カンベンって感じです。

車社会

車がないと不便と思われます。僕はバイクがあるから特に不便に感じないですが、これから車がないとダメだよーって事を色々言われて結構面倒くさいです。

あたらしい事への興味が薄い?

固定観念ががっちりなっている人がいて面倒くさいなーって思う時があります。保守的な考え方が多いような気がして、なんかみんな考え方が似てる気がします。もちろん素敵な事でもあるのですが、もっと色んな考えの人がいてもいいんじゃないかなって思うのです。でもこれは自分の周りだけかもしれないので、これから色んな人と出会っていきたいです。

デザインに対する理解が浅い

デザインは、「デザインのクオリティを上げたら売り上げが伸びた」とはっきり計測しづらいという点があります。地方は、アート性の高いデザインを、売り手も買い手もそこまで求めてない感じがします。
戻る前は、ここの部分を変えたいと思って意気込んでたのですが、消費者がデザイン性を求めてない(興味がない)のなら、クライアントも求める必要がないので変えるのがすごく大変だという事がわかりました。
現状は、最低限の事が消費者に伝わればよいという考えでデザイン性が薄く、どこも同じようなデザインに感じてしまいます。
逆にすごくクオリティを上げたら目立つと思うのですが、「デザイン」に対価を払うという概念が薄いように感じます。
せっかく戻ってきたのだから街を面白くしたいと考えているので、諦めないで、長期的に考えていきたいと思います。

おもしろきこともなき世をおもしろく

「おもしろきこともなき世をおもしろく」は高杉晋作の言葉ですが、僕はもっともっと、おもしろくしたいと思っています。

みんなが現状のままでいいと思っているならそれまでですが、それはただみんなが知らないからわからないだけとも思ってしまうのです。同志が集えば色々出来るような気もするのです。趣味のパチンコ、酒、女遊びを使えば時間とお金はまかなえるとも思うんです。パチンコ、酒、女遊びよりも面白さが超えればいいような気がするんです。さすがにそういう考えになる人が少なそうですが...。
静岡(できれば中部地方)でおもしろい活動がしたい、地域活性化(近所でぐるぐる回す活性ではなく、県外、国外から人がくるような事)をしたいと思ってる人がいたら、是非連絡いただきたいです。

reomasuda