彼の借金を手助けする為に僕は此れを買った
ハマコー最後の本「YUIGON」読み終えました!
タイトルがまた実にハマコーらしい!彼は最高のパフォーマーですね!僕はハマコーが昔っから大好きなんですが、読んでみてやっぱりというかなんというか、もっと好きになった。
さすが元政治家、やっぱり政治家。文章が実に上手い。というより実に政治家らしい文章。曖昧な表現が出来る日本語を巧みに使っている。
ハマコーのあの暴れっぷりは、全て計算されたパフォーマンスなんだって。顔が怖すぎるからガチでキレてるのもあると思ったんだけど、どうなんだろ。
この遺言をアルファベット表記にするのも、「もはや最期だ。すべてを明かそう」というキャッチコピーも秀逸。一瞬で存在感をキラリンって出す能力に長けてるハマコー。いいよハマコー。かっこいいよハマコー。
キャッチコピーは政治家のあの曖昧な表現の真逆だからさらに目立つよね。
読んで後悔する事は絶対にないと思う。すごく面白かったし。
まあでも気になるところも多々あった。
カジノ事件の真実。ラスベガスのカジノで4億6000万程度を一晩ですってしまったとされる事件。これが今までの証言が事実じゃなかった!
これはすごい発表なんだけれども、その文章表現が本当に政治家っぽい言い回し。そここそ名演説っぽく単純明快にズバって言ってほしかったかな。
昔と今とじゃ永田町は全然違うらしい。とにかくお金で解決が出来なくなったらしい。逆に言えば昔は金次第でなんとかなってたらしい。
だから公に出ていない黒い事がめっちゃくちゃあるらしい。それは僕でも誰でもYUIGONを読まなくても大体気づいてる事。それをハマコーが死ぬ前にこの本で暴露しまくるのかなって思った。キャッチコピーが「もはや最期だ。すべてを明かそう」だし。
でも、ハマコーも他の政治家と一緒で墓場までもっていくらしい。どうしても語れない事があるらしい。
ハマコー。そこは言ってよ。ハマコー。これが最期なんでしょ?金をカネで買う時代は終わったんだろう?それならいいじゃないか。語ってくれ。問題ないよ。全てを明かしてくれ。でもまあ、無理なものは無理なんだし、それでも僕はハマコーの事が大好きだし、まあいいんだけど。
金で解決するのはよくないとは思うけど、最近の僕はクリーンですよってやりすぎるのも正直どうかと思う。クリーンだったら政治家として優秀なのかい?田中角栄が首相になった事の経済効果と、田中角栄の汚職の金と、どっちがプラスだったのかい?余計最初から経済的に余裕がある金持ちしか上に上がれなくならないかい?とにかく優秀な政治家が総理大臣になってほしい。最近特にそう思う。
話がそれちゃったけど、YUIGON、めっちゃおもしろいのでオススメです!!