ほんの少しの気遣いが心に刺さる

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「心」を「亡くす」と書いて「忙しい」と読む事に最近気付き、改めて日本語の奥深さに感心したのですが、逆に今の時代は非常識の意味や昔ながらの固定観念からくる現代ではネガティブに感じる言葉もあります。

最近クレバーなお坊さんと話す機会があったのですが、その方は「自殺」の事を「自死」と置き換えて発言されていました。
自分を殺すという残酷な言葉をさりげなく言い換えてられていて、普段からそういったところまで気を遣っているんだと感心しました。

また、仕事でお世話になっている方が、メールでのやりとりの中で奥様の事を「家人」を書いていました。
少し前に、家内は家の中にいる人、「奥さん」は奥にいる人、嫁は「女」に「家」と書く、妻は刺身のツマとかけてる説があるそうで、どれも「女性配偶者は家にいるべき存在」や「男尊女卑」などの差別用語と知った事があったので、それを踏まえて家人と言っているのかなと感心しました。
※家人は家来という意味もあるそうですが、それは昔からのバックボーンから成立することで、現代の字そのものの意味として使用していました。

千原ジュニアさんがラジオで「所ジョージさんが「歳をとる」を、「歳をもらう」と言い換えていて、ネガティブからポジティブな意味にしていて粋」と話していた事も、たった一言かえるだけでこんなに心に刺さり感心するんだと思いました。

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https://youtu.be/uQopIAek7cM?t=3m8s”]3分8秒から

共通点は、相手にわからせる為に言い換えているわけではなく、あくまで自分の中の違和感を取り除く為に言い換えています。
このような何気ない言い換えですが、言い換えに気付いた時になんで一般的な言い回しにしないんだろう?という疑問から興味がわき、調べ、こんな些細なところまで気を遣っているんだと感心し、好きになります。

普段の生活の中に、さりげなく信念や思想を取り込める人ってかっこいいなあって思いました。

reomasuda