高級ブランドのフォントを考察

こないだ銀座へ行った時に撮った高級ブランドのお店の写真。
ものの15分程度でこの数。さすが銀座。

それにしてもやはりというか、こういう高級ブランドはフォントが完成されている。

ロゴは一番露出が高い看板だ。ファーストブランドイメージ。象徴。シンプルで奥深い。故に魅力的。故に危険。非常に難しい。

フォントにも色々の種類がある。僕はフォントが大好きだから、研究していくとどんどんシンプルが素敵に見えてくる。それは他のデザインにも影響が出てくる。シンプルの中にいかにイメージを詰め込むか。繊細な勝負。

 

Cartier、CHANEL、LOUIS VUITTON、BVLGARI、BURBERRY、COACH、HERMES、GUCCI、Giorgio Armani、dior

 

これらを簡単に分別すると

「セリフ」と「サンセリフ」

に分けられる。

セリフとは、字の先端についてる垂直の飾りの事。この中で言えばエルメス、ブルガリ、バーバリー、アルマーニ、ディオールがそう。

他のはサンセリフといってその名のとおりセリフがついてないフォントの事。コーチ、ヴィトン、シャネル、グッチ、カルティエ。カルティエはスクリプトというジャンルにも入る。

歴史から言えばセリフの書体が昔からずっと使われてた。サンセリフは実は最近の書体。19世紀に入ってから。

その事からも、セリフ書体を用いてるのは古き良きブランドを継承していくという事。それから高級感。サンセリフ書体は、さらに発展、挑戦という意味合いを持つ。という事がわかる。

・・・と思う。でも最初からサンセリフを採用してるところもあると思うから絶対にこうだってわけじゃないけど。でもヴィトンのこのフォントなんてまさにそうなんじゃないかなっていう感じ。古臭いイメージを取り払ったって感じ。ディオールはセリフをそこまで主張していないから単に高級感を出すためみたいに使われている。

って、写真撮ってパっと見てそう思った。

フォント、ロゴは奥が深い。非常に深い。だから飽きない。ナイキのロゴをみて飽きたなんて思わないでしょ。もうあれがナイキなんだから飽きるとかいう概念じゃないんだよね。それって実はものすごい事だよね。

 

恐るべしフォントパワー。

reomasuda