中二病という言葉とこれから
中二病という言葉が、クリエイターにとって、とても厄介なものとなっている。
中二病(厨二病)というのは、中学二年生の、青春の始まり時期の行いがちな珍妙な言動に対する蔑称の一つ。
この言葉は伊集院光が考えた造語らしくて、当初は意味合いが全然違ったらしい。
ただこの言葉のインパクトがとても強く、2ちゃんの環境もあり、だんだんと嘲笑、冷やかし、恥ずかしい行為として使われるようになったみたい。
ちょっと前にZEEBRAがTwitterで伊集院光にぶっこんだらしい。
正直、これは僕はZEEBRAの気持ちがすごくわかる。
中二病という言葉は、若い世代に向けたクリエイター、アーティストにとって本当に邪魔な存在なんだよね。
正直、言葉的にはぴったりすぎて、中学二年の時の思い出す節がありまくるだけに悔しい。確かに今考えたら理解できない行動しまくってたしw
でも、もちろんクリエイターによって様々だけど、若い時の衝撃、情熱が基礎になってる人がほとんどだと思う。じゃないとおっさんになっても続けられないもん。
それを、しっかり作品に入る前に「中二病」というキーワードが障壁にあってすんなり入り込めなかったする。
おっさんならまだいいけど、中二が中二病を意識したら確かに質が落ちそうだ。そのまんまの感性でいいんだよ。
果てはバンプオブチキンみたいな、あんな素晴らしい歌詞にまで中二病っぽい。恥ずかしい。とか言われたら一体どうすればいいんだって思ってしまうよ。
大人っぽいのがそんなに偉いのかい?と。
伊集院の意見はもっともで非の打ち所はないけど、ZEEBRAもそんなの当然わかってると思うんだけど、もうクリエイターにとって邪魔なだけのこの言葉が生まれてしまい、消える事がないから、的違いなのはわかっていても、ちょっとはぶつけたかったんだろう。単純にこの言葉、営業妨害になってそうだし。KREVAだってライブに人が入んないって言ってたし。それは関係ない?
みなさんも、初期衝動を大切に。