グリグリメガネと月光蟲

グリグリメガネと月光蟲

「グリグリメガネと月光蟲」という曲があまりにも素晴らしいので紹介。

前に書いたのと同じ「古川本舗」という古川Pを中心とした集団。

 

まず曲の名前がいい。とてつもなくいい。この曲名のファーストコンタクト、ぱっと見、なんとなくの風景が見える。が、よくよく考えると、グリグリメガネってなんじゃい!?とか、月光蟲ってなんて読むんじゃい!?とか、どういう繋がりがあるんじゃい!?とか次に疑問が生まれる。でもなんとなく、ぼんやりとした風景にも満たない抽象的なものが浮かび上がる。

そんで「グリグリメガネ」と「月光蟲」は、大槻ケンヂ率いる筋肉少女帯の「少年、グリグリメガネを拾う」という歌と、筋肉少女帯のアルバム名「月光蟲」からとったものらしい。これは大槻ケンヂが考えた造語なのかな?すごいセンスだよね。さすがオーケン。

そんで、原曲

PVと曲が見事にマッチしてる。タイトルロゴの正方形に収めてるところとか個人的にすごく好き。曲名は長いのに収まりが良い。カタカナ、ひらがな、漢字のバランス的にも素晴らしい。

そして聴いてもらったらわかると思うが、こんなにも「ノスタルジック」という言葉が似合うのはなかなかないと思う。なんかよくわかんないんだけど懐かしい。そんでなんか悲しい。そんな抽象的な雰囲気。でも脳内の核に収めた映像は非常に明確。音をポストロックにしたセンスがすごい。ところどころに不安定なギター音。そのまま少女の心情を表してるかのよう。初音ミクの人工的な声が変にマッチしてる。聴き手に感想を言わせたがる曲。それを名曲という。

 

 

そして初音ミクの素晴らしいところは、みんなが賛同し、歌ってみたとか、アレンジしてみた、とか、色んなバリエーションが派生していく事だ。原曲以外でも素晴らしいものがたくさんある。

「初心者F」さんが歌ったグリグリメガネと月光蟲

女性が歌ってるのの中で一番好き。変に癖がなくてストレートに入ってくる。でも普通にめちゃ上手い。この曲は変にアレンジしたりビブラートとかしたりしちゃいけないんだよね。大人になりきれない、少女の心情っていうか、だから初音ミクの原曲でもそうやってると思うし。これは個人の感想だけど。

 

「たぶん自分」さんが歌ったグリグリメガネと月光蟲

独特な声。すごく好き。

 

 

「ばずぱんだ」さんが歌ったアコースティックverのグリグリメガネと月光蟲

声がすごく好き。雰囲気を壊さないで歌いあげるのってすごくスキルがいると思う。アコースティックも似合うね。

 

 

「クワガタP」さんが歌ったグリグリメガネと月光蟲

これは正規で古川P本人がアレンジしてCDにもなってる。でも僕はそんな好きじゃないかな。映像はめちゃかっこいい。

 

 

「すぃ」さんが歌ったグリグリメガネと月光蟲

http://www.nicovideo.jp/watch/sm16065290

これはYOUTUBEに無かったんだよね。ニコニコ動画にしかないんだけど、個人的に一番好き。歌がめちゃ上手い。音は古川Pがコミケ?かなんかでだした「シンガロン」っていうののバージョンのアコースティックバージョンらしいんだけど、めちゃめちゃいい。ニコニコ動画は埋め込みの仕方わかんないからリンクで飛んじゃって~。

 

 

ていう感じかな。他のはYOUTUBEかニコニコ動画で「古川本舗」でぐぐったらいっぱい出てくるよ~。古川本舗は本当に大好きだなあ。具体的に説明できないんだけど、コアな部分が揺さぶられるっていうか、まあ村上春樹みたいな感じかな!適当に言っちゃったけど。

 

 

reomasuda